竹千代君へ
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NAME :
kazutakefu
DATE :
2020/11/05
HIT :
1311
院生でなくても、「外来」で予選・試験手合を突破することで、プロ棋士になることができます。年齢制限は、外来受験の募集要項で、23歳未満の男女で心身健全な方となっています。
関西棋院では「研修棋士制度」を設けており、プロ棋士相手の試験碁で一定の成績(低段棋士と2局と、審査役と1局を打ち、2勝すれば合格となる。)を収めればプロ入りが可能な試験があります。通常、この制度の受験年齢制限は、26歳ですが、「世界アマ選手権全国大会、アマ名人戦、アマ本因坊戦、産経プロアマ戦」、いずれかの優勝経験者は30歳未満まで受ける事ができるようです。(女子院生の年齢制限が26歳(男子は18歳まで)までに伸びたことで、女性の研修棋士の受入は廃止されたようです。)
特殊な事例
坂井秀至8段(1973年4月23日生)
京都大学の医学部出身で、医師免許を取得後の28歳の時に、院生の年齢制限は過ぎていたが、関西棋院の特例試験で、プロ棋士と碁を4局打って、勝ち数によって何段からスタートするか決定するというもので、結果4戦全勝だったため、2001年9月1日付で五段デビューとなったようです。
なぜこのような特例が与えられたかというと、坂井氏は早くから注目されていた逸材で、「小学6年生に少年少女囲碁大会で優勝」、「中学生の部で3連覇」、「全国高校囲碁選手権大会では、1990年に個人戦優勝」、「全日本アマ優勝」、「アマ本因坊優勝」、「世界アマチュア囲碁選手権では2000年に世界一」、「国際アマチュア・ペア碁選手権大会優勝(1994年)」(ペアパートナーは当時アマの梅沢由香里)と、幼き頃より数々のタイトルを獲得し、抜きに出た実績があるからこその特例です。
その後、2010年には、「張栩碁聖(当時四冠)」に挑戦し、3勝2敗で初七大タイトルの「碁聖」を奪取しました。大学卒業後にプロ入りした棋士で、初の七大タイトルの獲得者だそうです。