【予選】大沢奈留美(自戦解説)−菅野尚美 |
第1回大和証券杯ネット囲碁レディース予選
●大沢奈留美三段
○菅野 尚美三段
日時 : 2007.04.16
結果 : 189手完、黒中押し勝ち
みなさん、こんにちは。大沢奈留美です。
予選での菅野さん(尚美三段)との対局の感想を書いていきたいと思います。
この碁は、布石から中盤あたりまでは一局の碁だろうと思っていたのですが……。
局面図1
黒1はじつはクリックミスでした。カーソルを黒1の位置に持っていって「三々に入ったとき、AオサエやBサガリで応えられたらどうしようかなあ」と考えているうちに、手が勝手にクリックしてしまったんです。「あれ!?」っておもわず声が出てしまいました。続いて、白Aとオサえられていたら、ちょっと弱っていたでしょう。のちに黒5と右辺へ打ち込んでいった場合、黒1と白Aの交換が悪手になっていますからね。
実戦は白2だったので一安心。黒3を利かしてから5の打ち込み以下、右辺で生きては黒がまあまあの進行でしょう。打ちにくい手ですが、白4ではCノゾキ、黒Dツギ、白Eと右辺に回る方が良かったのかもしれません。
局面図2
白1のカケあたりで、黒がはっきり打ちやすくなったと感じました。対局中は、白1で白からAと割ってこられる手が心配だったんです。対して黒B、白C、黒D、白E、黒4の戦いになれば実戦よりはだいぶ紛れていそうです。
黒4から8と補強することができては、黒に不安はなく地合も良さそう。「ちょっと残るかな?」と思っていました。
総譜(1〜189)
盤を離れて、わたしの趣味の話をすこし。
もう一年くらいベリーダンスを習っています。ベリーというのは「おなか」っていう意味で、女性らしい動きの激しい踊りですね。その前はヨガを習っていたのですが、動きがゆったりしているので途中で眠くなってしまう。ベリーダンスはもっとリズミカルですからね。
先日はサンフランシスコに行って、現地で「ベリーダンス・スーパースターズ」の公演を見てきました。
日本ではそれほど知られていないかもしれませんが、ベリーダンスの世界ではとても有名なグループです。ベリーダンスというとセクシーなイメージがあるかもしれませんが(いや、わたしが踊ってもぜんぜんセクシーじゃないんですけど)、彼女たちのダンスはむしろとても可憐ですてきでした。おもしろかったですよ。
向こうで一度、ダンスのレッスンに参加してきたのですが、日本では超初心者クラスのわたしではまるでついていけませんでした。もっと練習しなければいけませんね。
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