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【2回戦】依田紀基─井山裕太

第1回大和証券杯ネット囲碁グランドチャンピオン戦2回戦
●依田 紀基九段
○井山 裕太七段
日時 : 2008.5.3
結果 : 252手完、白12目半勝ち



総譜(1〜252)

 好カードぞろいの二回戦でも、見逃せない対戦となった。今もっとも打てている棋士・井山裕太七段が、実績・貫禄ともに十分の依田紀基九段とぶつかった。

【三村解説】
 井山七段は棋風どおりにがっちり実利を取り、依田九段は珍しく模様で対抗する序盤となりました。
 依田九段が得手ではない碁形をあえて選んだためか、中盤以降は井山七段の良さが際立つ展開になったようです。

局面図1
 序盤のポイントとして、白1の場面があげられます。
 ここで黒はどう応ずるか。依田九段は黒2から隅を生きました。もちろん定石ですから、部分的に黒が悪いわけではない。ただ、白に厚みを与える選択が、全局にマッチしていない印象を受けました。












変化図1

 前図の黒2では、わたしなら本図の黒1ツケを選んでいたでしょう。左上と左辺の白を切っておきたい。そして黒7とかぶさって、左辺と下辺の白をじっくりニラむ。黒A切りも狙えますね。こういう進行の方が、右辺の模様もまとまりやすかったはずです。











局面図2
 局面図1の続きから。
 井山七段、白1からのサバキが巧みでした。こう打たれてみると、黒2と封鎖しても白から14のノゾキ、ワタリを見た13コスミがあって、とても取れる石ではありません。
 白15まであっさり連絡。右辺を存分に荒らして、白十分の形勢でしょう。
 依田九段もこれほど楽にサバかれてしまうとは考えていなかったかもしれません。







局面図3

 黒としては、中地をどれだけまとめられるか、下辺白をどれだけ攻められるかが勝負です。白1に対し、まず黒2から6と中央を広げました。すかさず、白7と下辺を補強。井山七段が一歩一歩先回りして黒の狙いを消していますね。
 遅ればせながら黒8と食いつきましたが、もうさほどの戦果は期待できません。それにしても白9から19までの整形は見事ですね。白が厚くなって、もう中央に黒地はまとまらない。地合は大差で、すでに勝敗は定まりました。
 依田九段にしては不出来な、井山七段としては会心の一局だったと思います。

 
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